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松本幸右衛門さんご逝去

(2011年06月28日)

日本俳優協会会員の歌舞伎俳優・松本幸右衛門(まつもと・こうえもん、本名:蛭間清枩=ひるま・きよまつ)さんが、6月27日(月)午後12時7分、埼玉県内の病院でご逝去されました。享年83歳。ご葬儀・告別式は7月2日(土)午前11時から、埼玉県富士見市下南畑70-1のしののめの里第2式場で執り行われます。喪主は妻の蛭間秀子さん。

【略歴】
昭和11年9月、父・蛭間吾助が座頭を勤める一座で座間の三浜館『伽羅先代萩』の鶴千代で中村福次を名のり初舞台。21年、三枡京次郎と改名。30年1月八代目市川中車の門下となり、三代目市川中之助を襲名。37年名題昇進。56年九代目松本幸四郎の門下となり松本幸右衛門と改名。平成8年幹部昇進。
高麗屋一門には欠かせない名脇役であった。『河内山』の北村大膳、『雪暮夜入谷畦道』の蕎麦屋亭主、『一本刀土俵入』の老船頭、『義経千本桜 すし屋』の弥左衛門、『与話情浮名横櫛』の藤八などで、舞台を脇から支える貴重な俳優であった。
最後の舞台は、平成20年2月歌舞伎座『熊谷陣屋』の庄屋幸兵衛だった。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

※幸右衛門さんの芸歴などはこちらのページをご覧ください。

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