トップ > 新着情報 > 第18回日本俳優協会賞 表彰式を行いました

新着情報

第18回日本俳優協会賞 表彰式を行いました

(2012年11月16日)

日本俳優協会が毎年行っている日本俳優協会賞の第18回(平成23年度)の表彰式が、11月16日(金)、新橋演舞場の舞台をお借りして、『双蝶々曲輪日記』の後の休憩時間に行われました。
歌舞伎キャスター・鈴木治彦氏の司会で式が始まり、坂田藤十郎日本俳優協会会長から各受賞者に賞牌と副賞が贈られ、受賞者へのインタビューが行われた後、来賓の安孫子正松竹(株)専務取締役からご祝辞をいただき終了しました。
今回の受賞者と受賞理由は以下の通りです。皆様おめでとうございます。

◆日本俳優協会賞
松本 幸雀 氏
長年の舞台活動を経て、並びの腰元における安定感や存在感があり、さらに「筆幸」の長屋女房おつぎなどのセリフも言える中堅の女方として、将来が楽しみであることから日本俳優協会賞に相応しいとされた。

◆日本俳優協会賞 奨励賞
澤村 國矢 氏
新橋演舞場等の公演では、近習、侍、百姓などを真摯に勤めている。また平成中村座では大きな役に恵まれ、「弁天娘女男白浪」の浜松屋の鳶頭、「雪暮夜入谷蛙道」暗闇の丑松など、期待に応えて大きな成果を出している。技量も有り、今後いっそうの精進と活躍が期待できることから奨励賞に相応しいとされた。

◆日本俳優協会賞 奨励賞
片岡 千壽郎 氏
昨年七月大阪松竹座「江戸唄情節」の娘お菊で見せた娘役としての味わい、そのほか仲居や捕手に出ても着実に腕を上げてきている。頭で考えるだけでなく黙って座っているだけでも形になってきた。奨励賞に相応しいとされた。

◆日本俳優協会賞 功労賞
片岡 市松 氏
昭和17年に初舞台を踏んで以来70年間にわたり、歌舞伎名題下として真摯に勤めてきた。名題下最長老として物静かながら名題下をまとめている功績は大きい。よって功労賞に相応しいとされた。

※「日本俳優協会賞」の詳細や過去の受賞者については、こちらのページをご覧ください。

写真上)賞牌を授与する坂田藤十郎会長(左は松本幸雀)
写真下)藤十郎会長を中心に記念撮影
 後列左より澤村國矢、松本幸雀、片岡千壽郎、片岡市松
 前列左より坂田藤十郎会長、安孫子正松竹(株)専務取締役

ページの先頭へ