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坂東玉三郎さんが重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されます

(2012年07月20日)

 7月20日(金)、文部科学省の文化審議会は、重要無形文化財保持者(各個認定)いわゆる人間国宝に、日本俳優協会常任理事・伝統歌舞伎保存会理事の歌舞伎俳優・坂東玉三郎さんら4人を認定するよう文部科学大臣に答申し、玉三郎さんは重要無形文化財「歌舞伎女方」の保持者として認定されることが決まりました。9月ごろ認定書が交付される予定です。
 「歌舞伎女方」としては、過去に七代目尾上梅幸さん、六代目中村歌右衛門さん、四代目中村雀右衛門さん、七代目中村芝翫さんの4人が保持者として認定されていましたが、今年2月に雀右衛門さんがご逝去されて保持者が不在となり、いったん指定が解除されていました。今回復活指定され、玉三郎さんが5人目の保持者として認定されます。「伝統的な歌舞伎女方の技法を高度に体現し、時代物、世話物、新歌舞伎、舞踊と、あらゆる分野の主要な女方の役々において、常に美と品格を備えた高い水準の演技を示すとともに、後進の育成や歌舞伎の振興にも尽力している」ことが認定の理由となりました。

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