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岩井半四郎さんご逝去

(2011年12月26日)

歌舞伎俳優で、日本俳優協会会員・伝統歌舞伎保存会会員の岩井半四郎(いわい・はんしろう、本名:仁科周芳=にしな・ただよし)さんが、12月25日(日)午前0時46分、多臓器不全のため東京都内の病院でご逝去されました。享年84歳。告別式は12月29日(木)正午より、東京都中央区の築地本願寺第二伝導会館にて執り行われる予定です。喪主は長男の仁科周興(にしな・ただおき)さん。

【略歴】
昭和2年生まれ。日本舞踊の初代花柳寿太郎の長男。10年11月有楽座『侠艶録』の市川ぼたんで初舞台。14年5月二代目市川猿之助(初代市川猿翁)に入門、有楽座『法界坊』の里の子喜三松で二代目市川笑猿を襲名。21年名題昇進。26年10月歌舞伎座『壽曾我對面』の化粧坂の少将で十代目岩井半四郎を襲名。戦後は花形俳優として若衆役や女方で注目され、後年は脇役として幅広い芸域を見せた。日本舞踊岩井流宗家としても活躍。最後の舞台は平成9年1月国立劇場『壇浦兜軍記』の花扇屋戸平次。
昭和55年、57年に国立劇場優秀賞を受賞。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

※半四郎さんの芸歴などはこちらのページをご覧ください。

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