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中村京紫さんご逝去

(2017年08月10日)

若女方として活躍していた、日本俳優協会会員、伝統歌舞伎保存会会員の歌舞伎俳優・中村京紫(なかむら・きょうし、本名:松本祥康=まつもと・よしやす)さんが、8月9日(水)午後0時20分、舌癌のためご逝去されました。享年52歳。ご葬儀・告別式は8月14日(月)午前11時から、東京都杉並区高円寺南のコムウェルホール高円寺で執り行われる予定です。喪主は兄の松本昭能さん。

【略歴】
昭和40年生まれ。61年国立劇場第八期歌舞伎俳優研修修了。4月国立劇場『義経千本桜 渡海屋・大物浦』の官女ほかで松本祥康の名で初舞台。62年2月四代目中村雀右衛門に入門し、4月歌舞伎座で中村京紫を名のる。平成12年5月歌舞伎座『源氏物語』の官女で名題昇進。
時代物の局や腰元、世話物の芸者や新造、仲居など、しっとりと美しい色気がある真女方として活躍。平成28年4月歌舞伎座『幻想神空海』の劇中劇では妖美な楊貴妃を演じた。最後の舞台は平成29年3月国立劇場『伊賀越道中双六』の腰元玉木と旅の女おてる。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

※京紫さんの芸歴などは こちらのページ もご覧ください。

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