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尾上寿鴻さんご逝去

(2017年03月15日)

尾上菊五郎劇団のベテランとして活躍していた、日本俳優協会会員、伝統歌舞伎保存会会員の歌舞伎俳優・尾上寿鴻(おのえ・じゅこう、本名:木田靖男=きだ・やすお)さんが、3月9日(木)、心不全のためご逝去されました。享年77歳。ご葬儀・告別式は3月15日(水)午前11時から、東京都江東区大島のサポートセンター江東で執り行われる予定です。喪主は妻の木田ふみ子さん。

【略歴】
昭和14年生まれ。31年3月二代目尾上松緑に入門。同年6月明治座で尾上松四郎を名のり『傾城反魂香』将監閑居の場の百姓で初舞台。49年2月歌舞伎座で尾上寿鴻と改め名題昇進。
大柄でやや丸みのある体躯と茫洋とした雰囲気を活かし、江戸の市井の町人や無骨な武士の役などで活躍。『寿曽我対面』の大名や『番町皿屋敷』の幡随院の子分、『御所五郎蔵』の土右衛門の門弟など、憎体な敵役が役どころだった。最後の舞台は平成27年11月歌舞伎座『元禄忠臣蔵 仙石屋敷』の間瀬久太夫。
昭和47年5月、平成4年4月国立劇場奨励賞。昭和59年2月松竹社長賞。同年3月歌舞伎座優秀賞。平成8年第十五回眞山青果賞助演賞。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

※寿鴻さんの芸歴などは こちらのページ もご覧ください。

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