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一條久枝さんご逝去

(2015年05月11日)

日本俳優協会会員で新派女優の一條久枝(いちじょう・ひさえ、本名:金沢久代=かなざわ・ひさよ)さんが、5月4日、老衰のためご逝去されました。享年94歳。ご葬儀・告別式は近親者のみで行われる予定です。喪主は長男の妻、金沢淳子さん。

【略歴】
昭和11年新派入団。初代英太郎に師事。昭和16年幹部昇進。
芸歴70年以上の舞台経験を生かし、その立ち居振る舞いから明治・大正の時代を感じさせる腕があった。芝居や演技に関する知識も豊富で、後進の指導にも熱心に当たっていた。『婦系図』のめの惣の女房おます、『遊女夕霧』の円玉の女房お峯など、この人ならではの当り役も多かった。最後の舞台は平成20年6月新橋演舞場『婦系図』の女房おます。
昭和60年度第11回菊田一夫演劇賞、昭和60年第6回松尾芸能賞優秀賞、平成8年第2回日本俳優協会賞などを受賞。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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